私たち都恋堂は、これまで教室や講座などを通じてシニアの方々にスマホの操作や楽しさを伝えてきました。その活動が実を結び、墨田区老人クラブ連合会さまからの依頼で、2023年2月14日にスマホの講演会「電話機以外のすばらしい機能」にて講師を務める機会を得ました。当日は130名もの参加者が集まる盛大なイベントとなりました。
墨田区老人クラブ連合会は、地域住民によって自主的につくられた団体で、社会奉仕・教養講座の開催・健康増進の3つを事業活動の中心に幅広い活動を行っています。今回は、令和4年度の教養教室としてスマホ講演会が催されました。
会場となったのは、墨田区役所内にある「すみだリバーサイドホール」。当初は数十名の参加者が予定されていましたが、スマホへの関心の高さからか徐々に参加希望者が増え、当日は130名もの方にお集まりいただきました。
<当日のプログラム>
・講師紹介
・スマホ利用の不安を払拭
・楽しい! 便利!! 電話機以外のスマホ活用法
・スマホを使うときのお願い
・質疑応答
約1時間半にわたる講演会の前半は、シニアの方の多くが抱える「スマホ利用の不安」を払拭するため、事例を交えながらスマホを怖がりすぎないこと。また、今より少しだけスマホの操作を覚えるだけで生活が楽しく便利になることを紹介しました。
その後、スマホ活用法としてシニアの方々もよく利用している「LINE」の便利な機能や、お困りごとへの対処法を説明。また、文字入力を苦手に感じられているシニアの方が多いことから、音声入力による検索方法を説明したうえで、実際にスマホを用いて実践しながら紹介しました。
時折、参加者が飽きないように昭和の頃の話などを余談として盛り込む工夫をしたところ、会場から笑いが起きる場面も。講演会では一方的に話をしてしまうので、参加者の反応はうれしいものです。そして最後の質疑応答では、積極的に挙手して質問される方が多く、時間の関係で全ての質問にお答えすることはできませんでしたが、参加者の熱心さが伝わる講演会となりました。
後日、墨田区役所の職員さんを通じて、「スマホのハードルが下がった」「知らなかった操作を知ることができた」など参加者の感想をお知らせいただき、ほっと胸を撫で下ろしました。
その一方、熱心にメモを取る方、真剣に耳を傾けてくれていた方など参加者の姿を思い出すと、シニアの方にとってもスマホが必須となった今、スマホ教室や講演会などの必要性と重要性を改めて感じる機会となりました。